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薬剤師の採用単価はいくら?採用方法は?

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2022.07.01

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薬剤師は国家資格保有者のため、転職経験者が多いといわれています。

実際、薬キャリ 職場ナビ(エムスリーキャリア株式会社)による薬剤師向けの転職動向アンケートでは、実に78%もの薬剤師が転職を経験していたことがわかりました。

転職経験者のなかでも「6回以上転職した」という薬剤師も1割近くおり、「転職をする薬剤師は多く、転職を複数回する薬剤師も珍しくない」と言える業界です。

その分、企業側からすると、薬剤師を採用したくてもなかなか採用できないということが言えるのではないでしょうか。そうでなければ、こんなに転職がしやすい状況にはなりませんよね。

そこで、今回は、薬剤師の転職や採用の基礎である、採用単価や採用方法についてご紹介します。

この記事の目次

薬剤師の採用方法はどんなものがある?

薬剤師を採用する場合に、どんな採用方法があるのでしょうか?主に3つ考えられます。

①薬剤師の転職サイト

最も多く行われている採用方法が、転職サイトを活用することです。

なぜなら、多くの求職中の薬剤師は転職サイトに登録、活用している実態が明らかになっているからです。

薬キャリ 職場ナビ(エムスリーキャリア株式会社)による薬剤師向けの転職動向アンケートによると、転職経験のある薬剤師への設問「転職活動で利用したことがある手段」(複数回答可)の回答として、最も多かったのは「人材紹介会社(転職サイト)」(58%)でした。

昨今では、転職を考える薬剤師にとってインターネットを活用した人材紹介会社(転職サイト)の利用が一般的となっています。

現在、薬剤師専門の転職サイトは多数あり、求人の検索や業界動向など、必要な情報を簡単に手に入れることができます。この手軽さと便利さが利用率の高さにつながっていると推測されます。

求人を募集する側としては、経費を鑑みながら求人サイトを活用することを第一に検討すべきでしょう。

②折込チラシ

新聞購読者の実に7割以上が40代~70代と言われており、年齢の若い求職者を探す場合には比較的不向きです。

主婦層の非常勤、ネットに馴染みの薄いシニア層の方々に向けて求人を出したい場合、費用対効果や即効性の高い採用活動が行える場合もあります。

③ポスター

薬剤師を募集するポスターを作成する方法もあります。

ディップ総合研究所(ディップ株式会社)が、アルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」の会員に対して、「求人ポスターからの応募意向調査」を実施した結果、「求人ポスターをきっかけに就業したことがある」27.6%という結果が出ており、一定の効果は見込める可能性が高いです。

参考)https://www.baitoru.com/dipsouken/all/detail/id=327

ポスターの制作には、

  • デザイン費
  • 印刷費
  • 発送費

が掛かります。

外注費用の相場は、

  • B0・A0サイズで5~15万円程度
  • A1~A3・B1~B3サイズで3~10万円程度

です。

ポスター印刷費用は、サイズにもよりますが1枚300円から可能で、それほど多くの費用は必要ありません。発送費は当然発送先によって費用が異なります。

昨今ではポスターにQRコードを添付し、WEBサイトへ誘導する方法が主流になりつつあります。

約6割の求職者が「求人ポスター」を見て「インターネットで検索する」と回答していることから、ポスターを出せば良いというわけではなく、WEBサイトなとの連携が重要になってきます。

薬剤師の採用単価は約125~175万円

上述のように、薬剤師が転職するとき、ほとんどの求職者が転職サイトを活用しており、現状ではコストが掛かるものの、転職サイトの活用を検討すべきでしょう。

転職サイト利用時の費用は、、転職サイトの求人経由で薬剤師の採用が決まると手数料を支払う「成功報酬」制度が多くの企業で採用されています。

その金額は採用が決まった薬剤師の理論年収の25%〜35%ほどの手数料になります。

人材紹介会社の平均料率の相場は35%といわれています。薬剤師も他の医療介護職などと同等の料率といえます。

薬剤師の仕事の平均年収は約499万円なので、採用が決定した次点で125万円〜175万円程度を紹介会社に支払うことになります。

ただし、これはあくまで概算です。

実際の理論年収は、採用決定者が入社後に実際に支払われる年収とは異なるため、注意が必要です。 具体的な理論年収の計算方法は下記となります。

【理論年収=採用決定者の月次給与の12カ月分+交通費以外の※諸手当+報奨金・一時金】

「※諸手当に含まれるもの=所定外労働手当(超過勤務手当、残業手当、深夜勤務手当)/役職手当/家族手当/住宅手当/資格手当/食事手当/その他、企業が独自に実施する手当等」

なお、転職希望者(求職者)から手数料を徴収することは法律で禁止されており、転職希望者は無料で人材紹介サービスを利用することができます。

まとめ

医療介護系の職業は資格保有所が多数のため、転職が比較的しやすい傾向にあり、薬剤師も例外ではありません。多くの薬剤師が転職を経験しており、1割の方は6回以上の転職経験があるというデータがあります。

その分、採用難易度が高く、費用もかかってしまいます。

薬剤師の採用方法については、

  • 転職サイト
  • 折込チラシ
  • ポスター

などを活用する方法があります。

最近では、手軽に求人情報を確認できることや、情報量が多く、自分に合った職場を選びやすいという点で、求職者が転職サイトを活用することが多くなっています。それに従い、採用もWEBを中心に行われるようになってきています。

チラシやポスターを活用する際も、QRコードなどでWEBと連携する方法が主流になりつつあります。

多くの企業が行っている転職サイトを活用した薬剤師の採用単価は、1人あたり平均で理論年収の25〜35%程度の費用が掛かり、金額にすると125万円〜175万円になります。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

参考)https://pcareer.m3.com/shokubanavi/feature_articles/95

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