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人手不足を解消!看護師の採用方法と採用単価を考えよう

求人媒体・求人広告

2022.10.26

看護師は慢性的な人手不足の業界と言われています。

募集を出してはいるが人材が集まらず、お困りではありませんか?

今後も高齢化社会が進む中で看護師のニーズは高まっていくことが予想されます。

貴重な人材を確保するためには、貴院に合った看護師の採用方法を選択する必要があります。

今回は、主流の看護師採用方法を紹介していきます。

また、気になる採用コストについてもふれていきますので最後までお読み下さい。

この記事の目次

看護師の採用単価とは?

採用単価とは、採用単価とは、社員を一人採用するのにかかった費用の平均額のことです。

看護師の平均採用単価は約123〜172万円

看護師を採用する際に最も多く利用されているのが求人・転職サイト経由での人材紹介です。

その際の看護師の採用単価をみていきましょう。

求人・転職サイトは採用が決まった時点で料金が発生する成功報酬制を採用しているところが多く、年収の25%〜35%ほどの料金が一般的です。

看護師の平均年収は*約491万円なので、採用が決定した場合、約123〜172万円

程度の費用を求人・転職サイト会社に支払うことになります。

ただし、これはあくまで概算です。

これに加え、採用担当者の人件費、面接時にかかった交通費や宿泊費などの費用も発生します。

看護師の採用方法はどんなものがある?

以下に看護師採用におすすめの採用方法を紹介していきます。

看護師求人・転職サイトの利用

転職サイトはウェブサイトに求人を掲載し、求職者が応募できるサービスです。

ネットを利用できる手軽さから、忙しい看護師さんの多くが利用しており、比較的広い層の年代の募集ができます。しかし、ネットで求職活動をするなじみのないベテラン世代は集まりにくいかもしれません。

多くの場合は採用が決定した場合に費用が発生する成果報酬型で、1人採用された場合に年収の約25%〜35%の費用が発生します。

メリット

  • ・明確な意志をもって求職活動をしている求職者に見てもらえる
  • ・複数人数を採用した場合は、採用費用が抑えられる(掲載費のみの場合)
  • ・情報を多く掲載できるため、ミスマッチが減る

デメリット

  • ・掲載数が多いため、工夫しなければ注目されない。
  • ・採用に至らない場合も費用がかかることがある(掲載課金型の場合)

求人検索エンジン

求人検索エンジンとは、求人情報に特化した検索エンジンのことです。

Google検索やYahoo!検索などの検索エンジンにキーワードを入力すると様々な情報がでてきますが、求人検索エンジンはその求人版です。

職種や勤務地といったキーワードを入力すると、インターネット上で公開されている求人情報を網羅的に閲覧できるサービスです。比較的若年層に活用されています。

求人検索エンジンの大手「Indeed」での1クリックあたりの費用の相場は業界によって異なり、以下の通りになります。介護と比較して医療分野は2倍以上のクリック単価です。

医療250円~450円
介護50円~200円

メリット

  • ・露出回数が増え、求職者の目にとまりやすい
  • ・求人検索エンジンと提携している求人・転職サイトに情報を掲載することで、応募者数が増える

デメリット

  • ・掲載数が多いため、無料掲載の求人は埋もれやすい
  • ・運用型広告なので継続的な求人編集が必要

人材派遣会社の利用

人材派遣とは、派遣会社が雇用している看護師を、医院などに派遣して仕事に従事してもらう雇用形態を指します。

必要な人材を素早く効果的に確保できるため、急な欠員や、業務の繁忙期などに利用することができます。

人材派遣の費用は、人材派遣の費用は、業種や職種、地域によって変動します。

業種ではなく、職種によって費用相場が大きく変動することが特徴です。

厚生労働省が、派遣労働者数や賃金などの把握を目的に毎年行っている「労働者派遣事業報告書」の集計結果(速報)によると、保健医療サービス職業従事者の派遣費用は1人8時間あたり(1日)14,030円となっています。

時間あたり約1754円になります。

人材派遣を利用するメリット・デメリットは以下の通りになります。

メリット

  • ・固定費となる人件費を変動費化できる
  • ・専門性やスキルの高い人材が確保できる

デメリット

  • ・業務と就業時間に制限がある
  • ・院外リソースのため、院内の看護師と比べると帰属意識が低くなる

リファラル採用

リファラル(referral)とは、「推薦する、「紹介する」という意味です。

リファラル採用はダイレクトリクルーティングのひとつであり、職員の友人や知人などに人材を紹介してもらう方法です。

いわゆる「コネ入社」とは違い、病院に採用の自由があります。幅広い年齢層の募集に向いています。

求職者を紹介してくれた社員に対して謝礼を支払うことが多いので、その分のコストが掛かります。しかし、多くは数万円〜数十万円程度ですので、人材紹介会社を活用して採用するよりもかなり費用を抑えることができます。

メリット

  • ・信頼度の高い人材を採用できる
  • ・早期離職の防止
  • ・求職活動していない人にもアプローチ可能
  • ・採用コストの軽減

デメリット

  • ・候補者が偏る
  • ・採用まで時間を要す
  • ・大量採用は難しい
  • ・職員に負担がかかる

求人紙媒体

新聞の求人広告欄や折り込みチラシを使う方法や、フリーペーパーなどの求人情報誌に掲載する方法です。比較的ベテラン層の求人に向いています。

メリット

  • ・地域密着型の採用がしやすい
  • ・フリーペーパーは多くの人の目にとまりやすい
  • ・求職活動を行っていない転職潜在層にも届く

デメリット

  • ・採用に至らなくても掲載費がかかる
  • ・掲載スペースが限られている
  • ・掲載内容のの自由度が低い

SNS採用(ソーシャルリクルーティング)

SNS採用(ソーシャルリクルーティング)とは、SNSなどのソーシャルメディアを利用して採用活動をすることです。主な媒体はFacebook、Twitter、Instagramなどです。新しい手法で、SNSでの求人に抵抗のない若年層の求人に向いています。

自社で自ら発信をすることで費用はほとんど掛かりません。

メリット

  • ・コストがかからない
  • ・拡散力がある
  • ・求職活動を行っていない転職潜在層にも届く

デメリット

  • ・炎上する恐れがある
  • ・手間と時間がかかる

まとめ

看護師を採用する際には、転職サイトを経由し、人材紹介会社を活用するケースが多く、平均採用単価は約123〜172万円程度になります。

看護師の人材不足は深刻です。そのため、採用活動予算を考慮しつつ、いくつかの採用方法を組み合わせて活用していくことが得策です。

世代や時代の流れによって、求職者の活用する求人媒体は変化します。常に情報収集しつつ、最適な採用方法を選択してください。


*参考:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」2020年

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