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作業療法士の効率的な採用方法を紹介!おすすめ求人媒体も!

採用手法

2022.09.19

「作業療法士を募集しても、希望の人材が応募してくれない」とお悩みの採用担当の方もおられるかもしれません。

令和元年、作業療法士の有効求人倍率は4.51倍でした。職種全体が1.6倍なので、作業療法士の採用が難しいことは明確です。

作業療法士の活躍の場は、病院をはじめ訪問看護ステーションや放課後等デイサービスなどへも広がっています。
当面、作業療法士の採用は厳しい局面が続くと見込まれます。

そこで今回は、作業療法士の採用方法や応募者数を増やすコツをご紹介します。作業療法士の採用についてお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。

この記事の目次

作業療法士の採用方法4選!おすすめサイトも紹介

ここでは作業療法士の採用方法4つについて紹介します。また、それぞれのおすすめサイトの情報も紹介していますので、参考にしてください。

  1. 求人サイト
  2. 人材紹介サービス
  3. 求人検索エンジン
  4. 自社採用サイト

それでは詳しく解説していきます。

求人サイト

求人サイトとは、さまざまな業界や業種の求人情報が掲載されているWebサイトのことです。最近では、作業療法士の求人に特化しているサイトもあります。

以下に求人サイトのメリットとデメリットを紹介します。
手軽に利用できる反面、人材紹介サービスに比べて採用工数が必要な場合があります。

≪メリット≫
・掲載することで、多くの求職者に求人情報を知ってもらえる
・人材紹介サービスに比べて、比較的手軽なコストで利用できる
≪デメリット≫
・希望する経験やスキルを持つ人材が申し込むとは限らない
・面接日や入職日を設定する工数が掛かる

作業療法士などの医療職に特化した求人サイトとして、「ジョブメドレー」があります。

掲載料は永久無料、採用時に1件4万円と低コストで利用できるのが特徴です。登録している求人者へ、月200通を上限としてスカウトメールを送れます。

求人掲載数約7,238件(2022年9月18日現在)
掲載料無料(掲載期限なし)
課金体系成果報酬制度
手数料採用1件につき4万円より
HP公式ホームページはこちらから

人材紹介サービス

人材紹介サービスとは、人材を募集している病院や施設に対し求職者を紹介することです。希望する人材をピンポイントで採用できます。

以下に人材紹介サービスのメリットとデメリットをまとめました。

≪メリット≫
・希望する経験やスキルに見合った人材を紹介してくれる
・面接日や入職日などの日程も調整してくれるため、採用工数が掛からない
・入職が決定するまで一切料金が掛からないので、初期費用なしで始められる
≪デメリット≫
・人材紹介サービスの報酬は、採用人材の年収の約20~30%が相場。どうしても高コストになりやすい
(年収400万円の人材なら、約80~120万円)

人材紹介会社のひとつに「PTOT人材バンク」があります。
完全報酬型なので採用が成立し作業療法士が入職するまでは、一切費用は発生しません

リハビリ系資格保有者の登録数11,000名で業界トップクラスを誇ります。スピード感のある対応で、申し込みから最速2日間で決定することもあります。

求人掲載数約14,356件(2022年9月18日現在)
掲載料無料
課金体系完全成功報酬型(早期退職に備えた一部返金制度あり)
手数料非公表(詳細については問い合わせ)
HP公式ホームページはこちらから

求人検索エンジン

求人検索エンジンとは、「勤務地」や「キーワード」を入力すると希望にマッチする求人情報を探せるサイトのことです。
「Google」や「Yahoo!」など検索エンジンの求人情報版と言えば、イメージしやすいでしょう。

代表的なものに、「indeed」や「求人ボックス」があります。
今回は「求人ボックス」の特徴を紹介します。

≪特徴≫
・「食べログ」や「価格.com」のカカクコムが運営している
・求人に特化した検索エンジンで、利用者が急増中(2022年4月の月間ユーザー数は700万人)
≪メリット≫
・無料プランでも利用できる
・無料プランで応募や採用があっても、料金は掛からない
≪デメリット≫
・有料プラン広告が上位表示されるため、無料では埋もれてしまう可能性がある

求人掲載数106,647件(2022年9月18日現在)
掲載料無料(有料プランなら上位表示される)
課金体系クリック課金制(有料プランの場合)
手数料求人広告がクリックされたときに発生(有料プランの場合)
HP公式ホームページはこちらから

リファラル採用

リファラル採用とは、自施設のスタッフに知人や友人を紹介してもらう採用手法です。特徴は、以下のとおりです。

≪メリット≫
・施設の雰囲気や理念をよく知るスタッフが紹介するため、職場とマッチングしやすく定着率も高い
・転職活動を本格的に始めていない人材を獲得する場合は、競合相手がおらず、スムーズに採用を進められる
・他の人材サービスに比べ、低コストで採用できる
リファラル採用の相場は、10~50万円
≪デメリット≫
・不採用時やトラブルがあった場合、紹介してくれた社員との関係に影響するリスクがある
・紹介者が退職してしまった場合、紹介されたスタッフのモチベーションに影響を及ぼす場合もある

これがポイント!作業療法士の応募数を増やす5つのコツ

ここでは、作業療法士の応募数を増やすコツ5つを紹介します。
具体的には、

  1. ターゲット層が利用する求人媒体で発信する
  2. 明確なターゲット像を設定する
  3. 施設の強みをアピールする
  4. 職場の雰囲気を写真や動画で伝える
  5. 自社の採用専用HPを作成する

の5つです。
それでは順番に解説していきます。

ターゲット層が利用する求人媒体で発信する

応募数を増やすには、ターゲット層が利用している求人媒体で発信することが重要です。特に20~40代の若年層は、Web求人媒体を利用する傾向にあります。

令和2年の賃金構造基本統計調査によれば、作業療法士(OT)の平均年齢は33.9歳です。(全職種全体の平均年齢は46.7歳)
作業療法士の求職者はハローワークや紙媒体よりも、Web求人媒体を利用する人が多いと考えてよいでしょう。

作業療法士の応募数を増やすためには、ターゲット層が利用する求人媒体で情報発信しましょう。

明確なターゲット像を設定する

明確なターゲット像を設定することも重要です。
「どんな人でもいいから来てほしい」では、誰の心にも響きません。

明確な人物像を設定してこそ、求職者へ具体的なアピールができます。
例えば管理者候補を採用したい場合なら、

・管理者の給与体系や具体的な仕事内容を開示する
・認定作業療法士などの関連資格取得をバックアップしている
・キャリアアップ制度が充実しているなど

以上、具体的な内容を示すとターゲットとなる求職者にピンポイントでアピールできます。
応募数を増やすには、明確なターゲット像を設定することが重要です。

施設の強みをアピールする

病院や施設が持っている強みを余すことなく発信しましょう。

求職者は自分が働く病院や施設が、どんな強みや特徴を持っているか深い関心を持っています。
意外に自分では気が付きにくい場合もありますが、強みや特徴を書き出してみるのもおすすめです。

強みや特徴の一例として、

・地域で健康教室を開催している
・ipad電子カルテを導入している
・スマホを1人1台支給しているので、記録がスムーズに行える
・月〇件以上の訪問でインセンティブを設けている

以上が挙げられます。
「自分の強みが分からない!」場合には、新入職員など最近入職したスタッフに尋ねるのはどうでしょうか。

きっと意外な「強み」が見つかるはずです。

職場の雰囲気を写真や動画で伝える

応募数を増やすには、職場の雰囲気を写真や動画で伝えるのも有効です。

求職者は「自分はどんな雰囲気の職場で働くのだろうか」と不安に感じています。職場の日常を求職者に伝えられれば、面接後のミスマッチ防止にも役立つでしょう。

しかし、いくら雰囲気を伝えるといっても、建物だけの写真では意味がありません。また、普段やらない「肩を組んでいる写真」も不自然です。

日常の風景が伝わる写真の一例は、

・実際に作業療法士が利用者に施術している場面
・看護師や多職種とコミュニケーションをとっている場面
・スタッフイベントの様子など

以上、普段の職場の雰囲気が伝わる写真や動画で伝えましょう。

自社の採用専用HPを作成する

自施設の採用専用ホームページを作成するのも、応募数を増やすために有効です。
作成に手間やコストが必要ですが、低コストで維持できます。

Web求人媒体のように、文字数や写真の枚数に制限はありません。思う存分、自施設をアピールできます。

ただし、病院や施設のホームページとは別に作成することをおすすめします。
患者や利用者が見た時に、「この施設は人手不足なのか」と心配させてしまうからです。

採用専用のホームページを作成し、求職者の応募数を増やしましょう。

まとめ:作業療法士の応募数を増やして採用につなげよう

今回は作業療法士の採用方法と応募者数を増やすコツについてお話ししました。ポイントを以下にまとめます。

・採用方法4つとその特徴
・作業療法士の平均年齢は33.9歳であり、Web求人媒体を利用する傾向が強い
・採用したい人物像を明確に設定し、具体的にアピールする
・自施設の強みをピックアップしする
・職場の雰囲気を写真や動画で伝える
・自社の採用専用ホームページを作成する(ただし通常のホームページとは分ける)

効率的に採用をすすめるために、ぜひ参考にしてください。

求人媒体を検討される際には、メディケア共創基盤にご相談下さい。御社のニーズを丁寧にヒアリングし、最適なサービスをご紹介させて頂きます。

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