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介護ワーカーの成功報酬はどれくらい?他社との比較も

求人媒体・求人広告

2022.05.25

昨今の労働人口の減少と高齢者の増加により、介護・医療系の人材は特に不足しているといわれています。

また、介護・医療系の労働市場では専門性や資格を保有する人材を採用したいケースが多く、採用に比較的時間が掛かる傾向にあります。

そこで、多くの企業・事業所が専門の人材派遣会社からの人材紹介サービスを利用しています。今回は、その中でも介護ワーカーの成功報酬についてまとめました。

この記事の目次

介護ワーカーの特徴

介護ワーカーは、厚生労働省から許可(厚生労働大臣許可27-ユ-3017770)を受けて人材サービス業を運営しています。

病院や施設に求職者を紹介することで、人材紹介手数料を受け取る仕組みで運営されています。

介護ワーカーのメリット

介護系職種を中心に88043件(2022年05月07日現在)の求人数を誇り、介護・医療系人材の紹介を行っている人材紹介サービスです。

介護士ならではの特殊性・知識・市場ニーズに詳しいアドバイザーが在籍し、転職をサポートしています。また、病院・クリニック・介護施設などとも密接な関係を築いており、現場のことを考慮したサポートを特徴としています。

また、介護ワーカーは非公開求人も多いことが特徴です。非公開で求人募集をする理由は、以下の通りです。

  1. 好条件の求人が多いため、公開すると応募が殺到して採用担当者に負担がかかる
  2. 特に管理職の求人などは、人員が不足していることを周囲に知られたくない

ちなみに、介護ワーカーを運営している「トライトエンジニアリング(旧:TS工建)」の評判は会社の口コミを掲載している「エンライトハウス」で閲覧可能です。

介護ワーカーのデメリット

介護ワーカーで人材募集を行う際、保育士、幼稚園教論は人材紹介費(成功報酬)が35%となっています。

採用したい業種が保育士や幼稚園教論の場合、業界平均と比較して高くはありませんが、平均程度の紹介料のため、コストを気にする際には他のサービスを検討する余地があります。

介護ワーカーの成功報酬はいくら?

介護ワーカーでは、企業が求めている人材を掲載した求人情報をもとに、担当者がマッチする転職希望者を紹介してくれます。

介護ワーカーとハローワークや求人情報誌との違いは、担当アドバイザーが付き、相談しながら求人活動を行えることです。役職経験者、育児休暇や急な退職者の代替人員、短期~長期の人員不足への対応、特別なスキルを持った人材など、細かな要望にも対応することができるのが特徴です。

介護ワーカーを利用すると非常に便利なことがお分かり頂けると思いますが、実際の費用はどれくらい掛かるのでしょうか?

介護ワーカーの成功報酬は介護職の場合、約102万円

介護ワーカーの人材紹介手数料(成功報酬)は、採用が決定した時点で理論年収の30%〜35%を支払います。

介護ワーカーでは、料金を支払うタイミングは、「採用決定者が自社に入社した時点」です。求人の掲載〜採用決定までは費用が発生しません。

具体的な金額では、施設勤務の介護職を採用した場合、おおよそ102万円程度を採用が決定した時点で支払うことになります。

人材紹介会社の平均料率の相場は35%なので、募集するのが保育士や幼稚園教論以外の主な介護・医療系人材であれば、相場よりも費用を安く抑えることができるでしょう。

「介護ワーカー利用時に求人者へ請求する手数料(成功報酬)」

【主な職種と手数料率】

理論年収の30%:介護職、ケアマネージャー、社会福祉士、看護師、助産師、保健師、医師、臨床検査技師、診療放射線技師、臨床工学技士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、管理栄養士、調理師、歯科医師、歯科衛生士

理論年収の35%:保育士、幼稚園教諭

(一部引用:介護ワーカーホームページ 利用規約

※紹介エリア・採用時期等により、紹介料率が変動する場合があるため、事前に確認が必要です。

その他のサービスに係る費用については以下の通りで、ほとんど無料でサービスを受けることができます。

サービスの種類及び内容手数料の額負担者
求人を受け付ける時の事務費用0円求人者
求人・求職の申込みを受理した時以降、求人求職者に提供する紹介のサービスに付随するサービス成功報酬求人者
当該求職者の就職後1年間に支払われる賃金(内定書や労働条件通知書等に記載されている額)の最大100%
求人の充足に向けた求人者に対する専門的な相談・助言サービス成功報酬求人者
0円
就職を容易にするための求職者に対する専門的な相談・助言着手金0円関係雇用主
相談・助言終了時0円
成功報酬0円

※返戻金あり。上記手数料には消費税が含まれておらず、別途加算になります。

介護ワーカーの成功報酬の計算方法

介護ワーカーを利用した際に支払う報酬を「紹介手数料」あるいは「成功報酬」と呼びます。採用が決定し、候補者が実際に入社した際に手数料を支払うことになります。なので、基本的には求人掲載料は0円で、採用が決定してから、初めて費用が掛かることになります。

紹介手数料の算出方法には、「上限制手数料」と「届出制手数料」の2種類がありますが、介護ワーカーは「届出手数料」です。

届出制手数料の場合、成功報酬は、採用決定者の初年度の理論年収に、人材紹介会社が定めた料率を乗じた金額になります。料率の相場は約35%とされています。

料率は、採用難易度の高い業界や紹介する人材の希少性などを加味して35%を超えて設定される場合もあれば、契約時の内容によっては、25%から30%程度と低めに設定されている場合もあります。

介護ワーカーの場合は上述のように職種によって異なります。

具体的な計算方法を平均年収を元に計算してみます。

介護ワーカーの場合、介護職の求人であれば料率が30%に設定されています。

厚労省が発表している「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」では、介護職の平均年収は約340万円とされています。この年収を元に計算してみましょう。

実際に介護ワーカーで求人を掲載し、介護職の採用が決定した時点で,340×30%=102万円を人材紹介料(成功報酬)として介護ワーカーへ支払うことになります。

※ただし、この計算はあくまで概算です。

実際の理論年収は、採用決定者が入社後に実際に支払われる年収とは異なるため、注意が必要です。 具体的な理論年収の計算方法は下記となります。

【理論年収=採用決定者の月次給与の12カ月分+交通費以外の※諸手当+報奨金・一時金】

「※諸手当に含まれるもの=所定外労働手当(超過勤務手当、残業手当、深夜勤務手当)/役職手当/家族手当/住宅手当/資格手当/食事手当/その他、企業が独自に実施する手当等」

なお、転職希望者(求職者)から手数料を徴収することは法律で禁止されており、転職希望者は無料で人材紹介サービスを利用することができます。

その旨はほとんどのホームページの利用規約に明記されています。

介護ワーカーと比較したい、おすすめ介護職系求人媒体

介護ワーカーと比較したい、介護系の求人媒体を3つご紹介します。

きらケア

エリア求人数求人の特徴利用料金
全国45,000件以上非公開求人あり無料 (登録料・利用料とも0円)

きらケアは高待遇の求人情報を多く取り扱っているため、求人数も45,000

件以上の取り扱いがあります。

また、事業所内の人間関係や離職率まで教えてもらえるので、転職後のミスマッチも防げます。他にも介護士と事業所のマッチングを大事にしているため、 きらケアを利用して転職した人の78.8%が長期就業しているとのことなので、長期就業を希望する事業所はぜひ検討してみて下さい。

介護求人ナビ

エリア求人数求人の特徴利用料金
全国3万9943件(2022年3月現在)非公開求人あり無料 (登録料・利用料とも0円)

掲載求人数3万9943件と非常に豊富な求人掲載数で、多くの介護士の転職をサポートしている転職サイトが「介護求人ナビ」です。

介護求人ナビはその名の通り介護職に特化した求人サイトで、全国津々浦々の求人情報に対応しているため、地方の事業所でも安心して求人を掲載することができます。

介護求人ナビは、事業所に寄り添った問題解決の方法を提案してくれるため、相談しながら採用活動を進めていきたい事業所に最適です。

具体的には、サイトに掲載して幅広く人材を募集をする「WEBサービス」、人事担当者様の代わりに最適な人材を紹介する「パートナーサービス」があります。

また、ニーズにあった提案、採用からマッチングをトータルにお手伝いする「ハイブリッドサービス」の3つのサービスを提供しています。

人手が足りない事業者でも採用業務をスムーズに行うことができます。

マイナビ介護職

エリア求人数求人の特徴利用料金
全国45,000件以上(2020年3月現在)常勤求人を多数保有無料 (登録料・利用料とも0円)

大手転職サイトの「マイナビ」が運営する介護職に特化した求人サイトです。

介護職はもちろん、ヘルパーやケアマネージャー、生活支援員などの職種、中途の正職員やパート・アルバイトの求人も、何名採用しても費用は一律なことが特徴です。 

また、長期雇用のためのマッチングにこだわっており、追加費用一切なしでさまざまな情報を掲載することが可能です。

さらに、AIが「求職者1人ひとりにマッチした施設」を自動的におすすめします。あなたの施設にマッチした”離職しにくい求職者”からの応募/入職を増やすサポートをしてくれます。

1施設に必ず1名担当がつき、マイナビが約45年培ってきた「採用活動」のノウハウを生かしたサポートを、介護職採用に特化したチームがフォローしてくれる仕組みも特筆です。

こんな場合は介護ワーカーを利用しよう

以下のような場合は特に介護ワーカーがおすすめです。

1.介護職、ケアマネージャー、社会福祉士を採用したい場合

介護ワーカーは介護職に特化した採用活動を支援するのが得意です。自社で介護職の求人が課題の場合は、介護ワーカーにも広告を掲載しておくとよいでしょう。

2.素早く介護職を採用したい場合

介護ワーカーは早く採用を決定したい場合のニーズにも応えられます。介護・医療系の求人に強いサービスなので、介護・医療系の求人が必要な場合は検討しましょう。

2.費用を抑えたい場合

採用を検討しているのが以下の職種の場合、人材紹介料(成功報酬)が理論年収の30%なので相場よりも少し(5%)コストを抑えることができます。

介護職、ケアマネージャー、社会福祉士、看護師、助産師、保健師、医師、臨床検査技師、診療放射線技師、臨床工学技士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、管理栄養士、調理師、歯科医師、歯科衛生士

まとめ

医療介護系の専門性・資格を有する求人を募集するため人材紹介会社のサービスを利用すると、基本的には掲載料0円で求人を募集することができます。

求人を掲載したあとに採用が決定し、自社に入社した時点で成功報酬として紹介手数料を人材紹介会社に支払います。紹介手数料は各サービスごとに設定された料率を支払うため、事前に確認しておきましょう。

料率の相場は35%で、理論年収に乗じて算出されます。理論年収は採用決定者が入社後に実際に支払われる年収とは異なるため注意が必要です。(上述)

介護ワーカーは株式会社「トライトエンジニアリング(旧:TS工建」が運営する人材紹介サービスで、厚生労働省の許可を受けて運営しています。

介護職を中心とした医療・介護系職種に強い人材紹介サービスで、職種ごとに成功報酬が異なります。殆どの職種が30%と相場よりも低費用ですが、保育士と幼稚園教論は35%となっています。(ホームページの利用規約で確認することができます。)その他のサービスに係る費用は特にありません。

求人媒体を掲載する前には、メディケア共創基盤にご相談下さい。御社のニーズを丁寧にヒアリングし、最適なサービスをご紹介させて頂きます。

参考資料)https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/20/dl/r02gaiyou.pdf

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