【医療・介護領域特化】組織を整える「人事制度の作り方」とは!? (構想シート添付します)
2020.05.04
・個々の対応で、自分の仕事ができない…。
・制度作成こそ実施したが、これが最適なのか?
こういう疑問へお答えします。
お読みいただくことで、
・スタッフ管理の原理原則がわかります。
・人事制度策定のイメージがつきます。
・医療や介護に特化した「人事制度構想シート」をお渡ししますので、すぐにでも検討を行うことができます。
この記事の目次
人事制度とは?
「企業の競争力や価値を向上させる組織」や「従業員の意欲・能力を向上させる仕組み」を制度として体系化したものである。事業目的から導き出された経営戦略を、人材マネジメントの側面から具体化したものと言い換えられる。
「日本の人事部」https://jinjibu.jp/f_ps_system/article/detl/outline/921/
「人の事に関わる制度」ですね。
日々現場で活用されているマニュアルなど、スタッフに対するさまざまな取り決めを包括する言葉です。
少人数の時は、課題に直面しても個別対応を行えば解決に繋がるのですが、徐々に組織が大きくなってくるとそうも言っていられません。
解決の方法に、「平等性」が必要になります。
人事制度がめざすものとは?
人事制度がめざすものは、
です。
それらを制度として体系化したものが人事制度です。
経営理念や事業コンセプトから導き出された戦略を、人材マネジメントの側面から具体化したものとも言い換えられます。
構築にあたっての考え方とは?
人事制度は、経営戦略を実行するために定めた、人事上のさまざまな施策の集合体です。
中でも大項目となるのがこちらです。
順に、人材への教育を行い、評価によって等級や報酬が決まっていくという流れです。
また、等級によって評価や基準、給与が変化するなど、相互に関係を持っている事が最適です。
構想シート添付
私が去年まで活用していた、人事制度を構築するにあたっての「骨格」となるシートを添付します。
必要な方は、ドライブに保存して活用ください。
人事制度について
[人事制度構築の流れ]
1「経営理念」
2「組織戦略」検討
3組織戦略に基づく、「組織図」検討
4「事業コンセプト検討」
5「組織構築」
6「教育制度策定」
7「評価制度作成」
8「給与テーブル策定」
9「等級制度作成」
人事制度構築の際の注意点
構築にあたって、前述の「相互に関係を持っている」事が最適解に対し、「相互関係にない」事が最も不適合な状況です。
例えば、
経緯:一人の個性的なスタッフの意見や存在に合わせて導入検討
結果:その他のスタッフは肌に合わず、一人勝ちさせる状況を招く
など、です。
「経営理念」=「人事制度」=「職員」が、一本の軸でつながっていることも重要であり、教育制度や評価制度、給与テーブルなどが、単体で構築されることは
本来あり得ません。
まとめ
人事制度というものは一過性のものでなく、組織にとっての「資産」です。
「企業理念」=「人事制度」=「人材」が、一本の軸でつながっていることも重要であり、代表者の考えやキャラクター、集う職員の方々の思い、そのバランス、継続性、収益への感度、総合的に加味し常に磨いていく必要があります。
是非一度、添付の構想シートを参考に見直しを行われてみてください。
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