医療の採用担当者必見!人が集まる求人広告の書き方
2022.10.25
「医療の求人広告を打っても、人が集まらない」
そんな悩みをお持ちの方も多くおられるかもしれません。
今回は、医療従事者の求人広告を担当されている方へ向け「人が集まる求人広告の書き方」について紹介します。
具体的には、
- 医療の求人広告の現状について
- 医療の求人広告を書く前に押さえておくべきポイント
- 重要なことはターゲットを絞ること(基礎編)
- 求人広告を書く際のコツ(応用編)
について書いています。
大事なポイントだけを紹介していきますので、ぜひ最後までお読みください。
この記事の目次
医療の求人広告の現状について
ここでは医療の求人広告の現状について、以下の3つを紹介します。
- 医療の求人広告には差別化が必要!
- 医療従事者は何を重視しているか?
- 求人募集の前に押さえておきたいこと
それでは、順番に詳しく解説していきます。
医療の求人広告には差別化が必要!
多くの医療求人を集めるためには、他のライバル広告との差別化が必要です。
理由は、医療の有効求人倍率の高さにあります。有効求人倍率とは、求職者1人に対して何件の求人があるかを示すものです。
有効求人倍率が高いほど「採用が難しい」状況と言えます。
では実際に有効求人倍率をみてみましょう。
2021年の医師・薬剤師等の有効求人倍率は2.55倍、看護師を含めた保健医療サービスでは2.73倍となっています。
全産業平均は1.07倍なので、医療従事者の採用がいかに難しいかは明確です。
医療従事者の求人を集めるためには、他広告との差別化が重要です。
医療従事者は何を重視しているか?
では医療従事者は就職の際、どんなことを重視しているのでしょうか。
医療業界で勤務する人は、職場環境や労働条件を特に重要視する傾向があります。
なぜなら医療従事者には日勤・夜勤などの交代制勤務があるケースが多く、労働条件が過酷になる傾向にあるからです。
最近では「安心して長く働ける病院で勤務したい」との希望から、労働環境や労働条件が特に重視される傾向にあるようです。
求人募集の前に押さえておきたいこと
求人においては、募集したい人物像をかなり詳細に設定する必要があります。
年齢やキャリア、人物像なども具体的に定めます。
多くの求人者を対象にしようとして、応募条件を広くするのは逆効果です。
かえって、誰の心にも響かない求人になってしまいます。
求人の際には、人物像を定めておくことが重要です。
次章から、求人広告を書く際のポイントを紹介していきます。
人が集まる医療の求人広告を書くポイント!
ここでは、人が集まる医療の求人広告を書くポイントについて紹介します。ターゲットを絞る「基礎編」と、医療の求人広告を書く時のポイントを紹介する「応用編」の2つに分けて解説していきます。
まずはターゲットをしぼろう(基礎編)
基礎編では、以下の3つについて紹介します。
- 求めるターゲットを明確にする
- 自院の特徴やメリットを書き出す
- 勤務体系や給与などの条件でさらに絞り込む
それでは順番に詳しく解説していきます。
求めるターゲットを明確にする
まずは求める人物像(=ターゲット)を明確にしましょう。
求人対象を広く設定すると、多くの人が集まると考えがちですが逆効果です。
ターゲットがぼやけてしまい、誰の心にも届かない求人になってしまいます。
大切なのは、「これは私の為の求人だ!」と感じてもらうことです。
年齢やスキル、経験などできる限り具体的に人物像を設定しましょう。
求める人物像を明確にすることで、ターゲットの心に強く訴えられます。
自院の特徴やメリットを書き出す
ターゲットの設定ができたら、今度は自院の魅力について書き出してみましょう。
医療従事者の求人倍率は高く、他の病院と差別化しておく必要があるからです。
自院だけの特徴やメリットを求人広告に打ち出すことで、ターゲットに強くアピールできます。
もしも思い浮かばないときは、職員に尋ねるのもいいでしょう。
以下に例を挙げます。
ハード面・・・建物が新しい、設備や設備が整っている
ソフト面・・・病院の理念、歴史、有給取得率、職場の雰囲気
自院の特徴やメリットを再確認するのは重要です。あらたな発見もあるかもしれません。
勤務体系や給与などの条件でさらに絞り込む
ターゲットとなる人物が、どのような条件で働きたいかを明確にします。
理由は労働条件を明確にすることで、さらにターゲットを絞り込めるからです。
具体的には、以下の3点です。
- 給料・・・・給料や賞与
- 勤務形態・・夜勤があるかどうか、回数は?
- 環境・・・・福利厚生、マイカー通勤の可否
以上について、ターゲットがどのような条件を希望するか具体的に定めてみましょう。
求める求人像をさらに絞り込めます。
求人広告を書く際のコツ(応用編)
ここでは応用編として、以下の4つを紹介します。
- 募集背景をはっきり記載する
- 仕事内容をイメージできるように記載する
- 一緒に働く人の写真を掲載する
- 応募後のスケジュールも記載する
それでは、順番に詳しく解説していきます。
募集背景をはっきり記載する
まずは、人材募集することになった経緯を記載することが重要です。
新規事業の立ち上げなど、今後の事業展開と共に記載するといいでしょう。
具体的な未来について記載されていると、求職者も自分の未来についてイメージできるからです。
「この分野に特化していく方針なので、スペシャリストを募集します」などが、その例です。ターゲットに対しての強いアピールになります。
募集背景をはっきりと求人広告に記載することは重要です。
仕事内容をイメージできるように記載する
求職者がイメージしやすいように、仕事内容をできる限り詳しく記載しましょう。
理由は、求職者に「ここで働きたい!」と思ってもらうのが重要だからです。
詳細を記載することで、ターゲットは仕事内容をイメージできます。
「医療従事者なら詳しく書かなくてもわかるだろう」や「面接で説明したらいい」などの考え方では、ターゲットに訴えかけられません。
また他院に比べ多少不利な条件であっても、隠し事をしないことも重要です。
面接時に「想像していたのと違った」と悪い印象を持たれないためにも、仕事の大変な部分についても記載しておきましょう。
仕事内容についても詳細に記載し、ターゲットにイメージしてもらえるようにしましょう。
一緒に働く人の写真を掲載する
一緒に働くメンバーの写真を掲載することも重要です。
求職者は掲載された写真を通じて、職場の雰囲気がわかるので安心して面接が受けられます。
就業中の写真はもちろん、地域活動や職員旅行、休日の過ごし方なども有効です。自然な姿が写っているものがよいでしょう。
職場の雰囲気をターゲットに伝えるために、一緒に働く人の写真を掲載してみましょう。
応募後のスケジュールも記載する
さいごに、応募後のスケジュールも記載しておきましょう。
今後の流れについて知らされていると予定が立てやすく、求職者から大変喜ばれます。
中途採用の場合は、勤務しながら転職活動を行っている人も多いのでなおさらです。
2次面接の有無や土日対応が可能かなど、スケジュールを具体的に記載しておくことをおすすめします。
求職者は多くの求人広告を候補として見ています。些細な気配りが応募の決め手になることもあります。
まとめ:ターゲットを絞り込んで人が集まる医療の求人広告を書こう!
今回は、医療従事者の求人広告を担当されている方へ向け「人が集まる求人広告の書き方」について紹介しました。
ポイントを以下にまとめます。
- ターゲットを明確にする
- 自院の特徴やメリットを再確認する
- 勤務体系や給与などを具体的に掲載する
- ターゲットに仕事内容をイメージしてもらう
- 一緒に働く人の写真で職場の雰囲気を伝える
- 不利な条件であっても隠さない
この記事を参考に「これは私のための求人だ!」と思わせる求人広告を完成させ、採用につなげていただければ幸いです。