医療職種の給料の設定の仕方とは?【即解決!】
2021.01.23
給与を検討する際のあるあるとして、
創業間近の法人では、
・定性評価が重視され、
額面をコントロールすることでスタッフの
モチベーションを管理するという
方法もあるかと思います。
一方で
・それなりの規模になってくると、
多くのスタッフを均一に見る必要
(定量評価)が出てきます。
こうした状況の変化の中で、
・何を基準に給与額を設定していくのか
これはリーダーが局面する課題で
あると思います。
本記事では、こちらの解決をサポートします。
この記事の目次
給与設定の方法は大きく5つのステップ
給与設定の方法は大きく5つのステップがあります。
①月額売上単価を計算する (スタッフ一人当たり)
②自社自医院の方向性を固める。
③ その他発生すると思われる報酬を計算する
(残業費、 社会保障会社負担、 有給休暇etc)
④周辺競合の募集要項のチェック
詳しく説明していきます。
※ざっくりと数値をあてこみながら
読み進めていっていただければと思います。
解説します
①月額売上単価を計算する (スタッフ一人当たり)
こちらはあなたもご検討済みかと思います。
1.スタッフ一人あたりにつき、月間最高売上を計算する
2. 月間最高売上から全スタッフ平均を計算する
(新人スタッフや退職スタッフを加味する)
ここでは「約8割掛け」をすることで、全スタッフ平均とします。
②自社自医院の方向性を固める
この項目が一番抽象度が高い項目になります。
みなさん給与検討に際し、
自身の経験を加味した、
あるべき姿のイメージがあると思います。
そのイメージを盛り込む段階です。
・モチベーション管理にはどういった給与設計が最適か?
・離職率を軽減させるにはどういった給与設計が最適か?
・運営する業種や、専門職はどういった給与設計が最適か?
こうしたイメージがあると思います。
これらを、
1.ボーナスは支給するのかしないのか。
2.インセンティブは支給するのかしないのか。
3.年次の昇給額はいくらぐらいが妥当か。
etc
などなど一度イメージを書き出してみましょう。
③ その他発生報酬を計算
その他発生すると思われる報酬を計算します。
(残業費、 社会保障会社負担、 有給休暇、etc)
この項目は事務的に作業を行わなければなりません。
1.残業費について
創業当初と、組織が安定してきたきた組織の状況では、業務量が進み方も異なります。
当然創業当初は、決まり事やルール、慣れもないので、余計に時間がかかります。こうした残業費を盛り込んでいきます。
2.社会保障費会社負担について
こちらもご検討済みかと思いますが念のため記載させて頂きます。
3.有給休暇について
2019年4月1日から有給休暇もうスタートしましたので、必ず盛り込んでおかなければなりません。
④周辺競合の募集要項
周辺の競合他社の求人票も確認します。
相場観を確認すること、そして採用における絶対的な競合他社に関しては、求人票では負けられません。
少額でも良いので必ず給料面では
優位性のある額面提示をしたいところです。
⑤その他販管費かなど
その他販管費とは、家賃や光熱費など運営にかかる費用をさし、さらには融資額の返済や設備投資など、諸経費の見込み額を割賦します。
ただし、
算出が難しい場合は、一旦飛ばしていただいて大丈夫です。
ここでは、
・給与として扱うこともできる原資の総額の確認
を行うことが目的です。
「給与として扱うこともできる原資総額の確認」
の内、④と比較し大まかに把握して行けばOKです。
式にするとこうなります
式にするとこうなります。
(①×0.8) – ② – ③ = [〇〇]
※最後に[④]と[⑤]を加味し検討を進める
例えば
(①月間の売上[100万円]×0.8) – ②10万円 – ③15万円 = [55万円]
①月額売上単価を計算する (スタッフ一人当たり)
②自社自医院の方向性を固める。
③ その他発生すると思われる報酬を計算する
(残業費、 社会保障会社負担、 有給休暇etc)
④周辺競合の募集要項のチェック⑤その他販管費など
まとめ
以上のように、給与設定の方法は、
大きく5つのステップがあり、
医療職種の給料の設定の仕方とは?【即解決!】①月額売上単価を計算する (スタッフ一人当たり)
②自社自医院の方向性を固める。
③ その他発生すると思われる報酬を計算する
(残業費、 社会保障会社負担、 有給休暇etc)
④周辺競合の募集要項のチェック
⑤その他販管費など
となります。
ご参考になれば幸いです!それでは。