マイナビdoctorの掲載料は0円?お得に掲載する方法も紹介!
2022.11.10
一般的に医師の求人については、転職サイトを活用する医師が少ないということもあり、これまでは医療職の中では下火の傾向にありました。
しかし、近年では医師の働き方が多様化したこともあり、転職サイトを活用する医師が増えてきています。
ここでは、医師の求人サイトの1つであるマイナビdoctorに掲載料を支払ってでも求人情報を掲載する価値があるのかどうかについて検証しました。
この記事の目次
マイナビdoctorの掲載料はいくら?
マイナビdoctorの利用を考えている方が気になるのがマイナビdoctorの掲載料でしょう。
マイナビdoctorの掲載料をここでは詳しくご紹介します。
マイナビdoctorの掲載料は0円!ただし手数料が平均よりも高い傾向
マイナビdoctorは成功報酬制度をとっているので掲載料は0円です。こう見ると安いからぜひ活用しようと思うかもしれませんが、注目していただきたいのが手数料です。
全日本病院協会が実施した「病院の人材紹介手数料」に関するアンケート調査によると、人材紹介会社が病院に医師を紹介する場合の平均手数料は352万円となっています。
これは、医師の年収約20%で設定されていることが多い傾向にあります。
しかしマイナビDoctorは理想年収の20~35%で設定されており、この金額は先ほどの調査で分かった平均手数料よりも高い傾向にあります。
さらに理想年収であるため結果としては、実際の年収よりも高く設定されていることもあり、基本の年収で設定している場合よりも手数料が高くつく傾向にあります。
また、紹介難易度といい、求人募集をかけている病院のあるエリアや募集をかける時期などによっては採用者が決まりにくいことがあります。このように紹介難易度が高い場合には成功報酬が高くなる傾向にあるのです。
医師転職サイトはごく一部において成功報酬としての手数料を請求するのではなく、金額が固定されていて、固定された金額を決まったタイミングで請求される定額制もあります。
ですがマイナビdoctorを含めた98%程度の医師転職サイトが成功報酬制となっているのが現状です。
参考 公益社団法人全日本病院協会 https://www.ajha.or.jp/news/pickup/20201101/news06.html
掲載料は無料だが、オプションをつけるとお金がかかる
ただ求人情報をのせるだけであれば掲載料はかかりません。ただし、オプションをつけてしまうとお金がさらにかかるのがマイナビdoctorです。
例えば、「特定の条件による特別の求職者の開拓やそのための調査・探索」をしてもらった場合には、着手金として2,000,000円がかかります。
ほかにも、「求人の充足を容易にするための求人者に対する専門的な相談・助言」をしてもらった場合には、成功報酬の際に、当該求職者の就職後1年間に支払われる賃金の100%がかかります。
掲載料がかからないという情報だけで登録してサービスを利用するといざ求人が獲得できた時にとんでもない額の成功報酬や手数料を請求されることがあるので注意が必要となるのです。
参考 マイナビdoctor 利用規約 https://doctor.mynavi.jp/kiyaku/
掲載料がかからない!マイナビdoctorってどんなサイト?
手数料や成功報酬などを請求されますが、掲載料がかからないという点では、初期費用が少なくて済むので、マイナビdoctorは活用しやすいサイトといえるでしょう。
そんなマイナビdoctorがどんなサイトなのかをここでは詳しくご紹介します。
信頼と実績のある大手リクルーティング会社が母体
マイナビdoctorは、厚生労働大臣認可の転職支援サービスであり、リクルーティング会社最大手のマイナビが運営しています。
マイナビの歴史はなんと40年と他の転職サイトと比較してもはるかに歴史のある会社です。
マイナビが運営する「マイナビ転職」は2回連続で転職サイトランキング総合1位を記録。転職サイトとしてのノウハウを習得しており、実績のある会社といえるのです。
じっくりと時間を変えた転職サポートがウリ
マイナビdoctorの最大の特徴は、求職者と求人者両方の気持ちに寄り添って時間をかけて転職サポートをしていくことです。
一般的な求人サービスは、1人でも多くの人材をマッチングさせることを目的としているため、互いの条件がマッチしていれば、良いという考え方をするところもあります。
しかし、条件だけでマッチングさせてしまうと、入職後の不満につながり早期退職などに発展してしまいます。
マッチングさせた人材を求人者の下で長く働いてほしいと考えるマイナビでは、1件の求人や給食に対して時間をかけて手厚くサポート。
そのため、定着率も非常に良い傾向にあります。この時間をかけたサポートがあるからこそ、成功報酬やほか手数料が、少々高めに設定されているのかもしれません。
掲載料無料のマイナビdoctorをお得に利用する方法は?
掲載料以外のお金はかかるもののサービスとしては充実していて信頼できるマイナビdoctorをお得に利用するにはどうすれば良いのでしょうか。
実はある分野においては、マイナビdoctorをお得に活用することができるのです。
手数料が高くても掲載価値があるのは急性期
先ほどもご紹介した全日本病院協会のアンケート調査によると、医療機能別に求人紹介サイトの利用割合において、急性期を標榜する医療機関が急性期の医師を募集するために転職サイトを利用している割合は45%程度となっているのが現状です。
一方で、求人紹介サイトの利用割合が最も多いのは回復期であり、約85%の医療機関が求人紹介サイトを利用して医師を獲得しています。
さらに、採用が決まった時に支払う金額が最も高いのが慢性期であり、急性期や高度急性期の手数料総額は最も低くなっているのです。
つまり、急性期の市場は手数料が安く済み、まだ求職サイトを活用している医療機関が少ない、すなわちライバルが少ない領域のため、掲載料がかからないのであれば急性期の募集はかけておく価値があるといえるのです。
お得に人材確保するなら非常勤で募集をかける!
マイナビdoctorが求職者向けにウリにしているのは非常勤の求人数が多いことです。
特に近年は本業との掛け持ちで副業として医師業をやりたいという医師や家庭を優先しながら空いた時間で医師業をやりたいという医師も増えてきています。
実は、非常勤の場合は理想年収が常勤よりも低くなることもあり、成功報酬も安くなります。
ですので、掲載料がかからないということを利用してまずは非常勤で求人を探して採用し、成功報酬を支払い終わってから、採用した人材と相談して常勤として採用するという方向性にもっていければお得に人材をゲットできるかもしれないのです。
掲載料不要のマイナビdoctorはニーズに合わせて賢く利用!
医師求人サイトでは最大手ともいえるマイナビdoctor。求人情報の掲載料がかからないぶん、成功報酬が相場よりも高くなるというデメリットはありますが、成功報酬の額に見合うくらいのサポートもあるので結果としてコスパは悪くないといえます。
特に非常勤の求人や急性期の求人を探しているというところにとっては、お得に人材を確保できるチャンスになるかもしれません。
手に入れたい求人についても念頭に置きながら賢くマイナビdoctorを活用してみてはいかがでしょうか。